就職先

 ふと昨日の夜中に部屋の文庫本していたら「なんでもランキング」と「日本の技術は世界一」という本を見つけた。ちょっと中身を確認してそういえば読んだっけと思い出していた。前者は5年程前のだが色々なランキングが載っていて企業のランキングみたいなものも載っているし、過去の順位も掲載されていて時代ごとの企業の変遷もみられた。自分らが定年を迎えるまでには35年から40年あるが、逆に1965年や1970年の就職人気ランキングを見ると今とは全く違って衝撃を受ける。今人気のあるトヨタキヤノンはランク20外であり、東レ旭化成旭硝子川崎製鉄(今のJFE)や東洋工業マツダ)が入っていたりして面白い。まあそれでもトヨタキヤノンはそれでも人気はあったと思う。就職活動の時に1970年1980年1990年の四季報を都立図書館に見に行って思ったのが、ある業界は伸び続けているけどある業界は頭打ちとか、1970年に同じくらいの規模でも今では数倍の規模の差ができてしまっていたりとか。そして昔の四季報をみると、鉄鋼業界はあまり規模が変わっていないから日本経済に占める地位は昔に比べ小さくなったとか。こうしてみると自分が定年を迎える頃のいい会社というのは今の状態からは想像することが難しい。その時その時で時代のポイントとなるもの見据える力が重要だとつくづく感じる。
 自分はとある光学メーカに就職する。しかしどうして就活のときにリクナビとかでとある会社を選んだかがわからなかったが、後者の本が影響を与えているなと初めて気がついた。中小企業から大企業までできらりと光る技術を持つ会社について取り上げているのだが、その中で無意識的な印象が潜在的にあり就職に繋がったのだろう。
 就職に関する本は色々あるが、意外に就職に一見すると関係ない本のほうが案外ためになったりすると思う。

一昨日の買い物:飯300円なり。
昨日の買い物:飯200円なり。