出張

一昨日まではじめてお客様先に出張行ってました。それも2週間近く…。場所は、アメリカ。
出発前々日に一週間ほど出張行ってきてくんないって話になったんだけど、少し絡んでるくらいの仕事だったんだけど、職場で情報調べる間も無く、チケット取ったり宿予約したりと慌てて出張の準備して、当日も朝会社に行って上司とか先輩と段取り確認して、ドタバタしながら出発しました。10時間近くのフライトでやっと着陸と思ったら、ゴーアランドになって!?って思ってたら、空港の天候が悪くて別の空港に一時着陸して、結局目的地に着いたのは4時間近く遅れ。英語がまるでダメなんで、入国審査が心配だったんだけど、ジャパニーズスマイルでなんとかかわした。ほとんど機内で寝れなかったけど、ホテルでくたばる間も無く、タクシー乗ってお客様先へ。
まーそれから、朝からお客様先で仕事して、夜は現地法人に戻って日本と会議して、夜中は日本とメール連絡してってを毎日やってました。そんな中で1週間の予定が2週間に延長になったんですが…(笑)。
初めてのアメリカだったんだけど、色々日本と違ってて新鮮でした。チップとか交通ルールとか単位とか買い物の仕方とか。特にチップがメンドかったです…。大体15%ぐらい付けるんだけど、いちいち計算しなきゃいけないし、そんなんだったらレシートにサービス料って書いとけよって思っちゃう。ホテルでもベットメイキング用に1ドル置いてたんだけど、札だと持ってくけどコインだと持ってかないとか(コインだとサービス悪いって言う意味らしい。)。
アメリカ人ってあんま働かないってイメージあったんだけど、彼らは結構働いてます。日本と違って朝早くから会社行って、夜はさっさと上がって、家で家族サービスってのがスタイルっぽい。夜明け前にふつーに出勤してたし。働く人は日本以上に働いてるって印象でした。あとガタイが縦にも横にもデカイ。大抵俺より頭一つでっかいし、幅に至っては俺の二倍はある人ばっかり。やっぱり食ってるもんが違うのか…。
まぁとにもかくにも2週間アメリカ行ってきて思ったのが、英語が聞ける話せるってのが必要だなって痛感したのが一番の収穫だったのかも。お客様先に来てる人は、日本人に限らず色んな国の人が来てたけど、みんな英語で会話してるし。また次いつ行くかもわかんないんで、地道に英語の勉強しておこっと。

報道規制ってあるんだなぁ

あんまこういう話を書くと右よりって思われるかもしんないけど、ネットをふらふらしてたら、今日渋谷で尖閣問題のデモのブログを発見。その記事をみてたら2500人くらいが参加したみたいで、結構大きなデモっぽい。まあこういう問題があると、街宣車とかがガヤガヤやってるのはチラホラみたことあるけど、今回みたいな感じのデモって見たのは生まれてこの方初めてなような気がする。
詳細どんなんか気になったんでyahooニュースとか国内の新聞のサイトをみたけど、全く記事になっていない…。WallStreetJournalを見に行ったらJapan関連のトップ記事になってた。それも写真が載ってて結構な数の日の丸が写ってた。海外で日本関連のトップニュースになるようなのが、googleのニュース検索してもAFP通信の記事がちょろっとあるだけで、国内の新聞社の記事は全く無し。WSJでも日本版では記事になっていない。何らかの報道規制がかかってるとしか思えない。国内で今回の一件でカチンと来てる人は結構いると思うけど、デモとかそういうのが起こってない(報道されていない)から、表立って声を上げてないだけで、こういうのが報道されて国内世論的に広がっていくのを懸念してるんだろう。そうなったら対中強硬策しか取れなくなるし、政権批判にも繋がるし、対中感情も悪化するし。
衝突のビデオ公開の話が少し話題になっているけど、個人には公開されないんじゃないかと思う。現時点で中国で一人拘束されている状態で、ビデオの公開はできないんじゃないだろうか。明らかな危険行為があったとして、公開されれば対外的に中国の面子は潰されることになるし。そうなれば対抗措置としてスパイ容疑で何らかの理由をつけて処分をされるだろう(死刑にはしないだろうけど、長期の懲役として獄中で…とかありえそう)。処分の匙加減は中国側が握ってる訳だし、結局はビデオを公開しないというのを条件に釈放されるってのが一番可能性があると思う。そうなったときのために強硬策(ビデオ公開)しか取れないのを避けて、それを許容できるレベルの対中感情の悪化に抑えておきたいというのが本音なのでは…。政権にとっては、ビデオ公開しても拘束者の厳罰によって批判されるだろうし、ビデオ公開しなくても批判されるだろうし。どっちに転んでも痛手は免れないだろうなぁ。
報道の自由って基本意識してないけど、新聞とかの記事ってのは日本であってもフィルタがかかってんだなぁって改めて気づかされる。報道されている記事でも内容を事実と意見を切り分けて、自分なりに読み解かないと報道の意見に流されるんだろうな。自分で考えるというか視点を養ってかないと、記事の意味を読み間違えることになる。
まだWSJの記事の詳細は読んでないけど、国外で今回の件をどう捉えているかちょっと気になる。日本で珍しくこういうデモが起こったという視点で捉えられているのか、それとも日本が右傾化しつつあるって視点で捉えられているのか。報道のされ方で明らかに海外の日本への見方が変わってくるし。日本国内で理にかなって正論であっても、外国にとっては自国にメリット(軍事的、経済的に日本との関係と中国との関係をを天秤にかけて)がある方向に世論形成をするだろうし。この記事からどういう方向に持って行こうとしているか嗅ぎ取るいい材料になるんじゃないかと思う。

尖閣問題で思うこと

今回の一件は完全に日本の負けで終わっちゃいました。当然といえば当然で日本と中国では国としての力の差が出たということ。日本人の潜在意識としてこれまで(ここ100年くらい)の経験から中国に対し優位という意識があったと思うけど、経済や軍事を含めて中国に対して既に力関係が逆転して劣っていることを気づかされたいい機会だったのでは。いくら正論っぽいこと言ってたって国同士の関係は昔と変わらず結局のところパワーゲームなんだろう。
今回の事件で中国の対応で、外交的経済的果ては民間人の拘束までやったことに、日本では大人の対応として法律に基づいて処置するってやってたけど、ほんとのところ大人の対応ってどっちなんだろうか…。日本側はきれいごとで処理しようとしたことが失敗だったのでは。日本では本音と建前を使い分けるというけれど、国同士の関係で本音と建前をちゃんと使い分けてないように思う。国としての大人の対応ってきれいごとでは無くて、本音と建前を使い分けることなんじゃないだろうか。
アメリカが日米安保の適用内とした発言があったけど建前上発言して中国の動きにクギを刺しただけで、本音では中国とやりあったらアメリカもただでは済まないはずで対立を望む筈も無い。アメリカとしては東シナ海で中国の動きを封じ込めるために、沖縄を含む南西諸島ならびに台湾は戦略的に価値があるだろうけど、現時点で尖閣に軍事基地があるわけでも無いし、アメリカにとってどっちのもんでも現状維持で構わん意識なんじゃないだろうか(軍事施設ができるとなれば話は別だろうが)。さっさと緊張緩和してくれってのが本音で、今回のように日本側にババを掴まして、アメリカから距離を取ろうする民主党政権に揺さぶりをかけるって思惑もありそう。中国もアメリカとの無用な対立を避け、あくまで日中間の問題として処理が適当であることを認識していて、アメリカの安保適応発言には現時点では突っ込まないんだろう(現時点では中国に対してアメリカが優位な状況だし)。中国がアメリカに対して優勢な状況となってきたときに、初めて安保の件に焦点を当ててくるんではないだろうか。そういうパワーゲームの意味で中国は置かれた現状を把握して、戦略的に自国の権益を固めてゆくんだろうなぁ。尖閣問題も日本が比較優位だった1970年代の日中国交交渉で先送りして経済協力を引き出して、自国が力を蓄えた後に動き出すって戦略は先見があったと思う(その当時の実力者って勝g小平だったかな…。だてに権力闘争生き残ってない。)。今後南西諸島からのアメリカの影響排除と日本への圧力、沖縄の弱体化と無力化、太平洋への進出の既成事実化、アメリカからの覇権奪取を狙うだろうな。現時点でそうなりつつある部分があるけれど…。最近は日本の国債も買われてるって言うし、国の首根っこ押さえられかけてるけど。アメリカも中国に国債買われてるから、だんだん力関係変わってくるんじゃなかろうか。
まぁ今回の問題で中国の本音と建前がはっきりと見えてきたし、今後のいい教訓になったのでは。日本と中国との過去の経緯から、圧倒的に力の差が生まれたら、日本と軍事衝突煽って、ボコボコにしてやる(核を使うかわからんけど)とか、経済的に追い落とすくらいが中国の本音なんじゃないだろうか。軍事面では日本は専守防衛だろうけど、ミサイルでも先に飛んでこなきゃ、どっちが先に打ってきたなんて何とでも言えるだろうし。日本だけで中国とやりあっても、局所的に勝ったとしても日本は中国の占領まで行えるとは思えないし(中国が日本の占領は可能だろう)、いざとなれば核行使の選択肢もありえるから、現時点で絶対に単独で戦ってはいけない相手であるし、きっかけを与えるようなことを避けなければならないと思う。
これまでの100年くらいの日本と中国との力関係で考えると、戦前の日本優勢の時期から戦後の日本が比較優位の時期、そして今の日本が比較劣位の時期と移ってきた。それ以前はずーっと中国優位の時期が続いていたわけで、たまたま100年くらい中国が不調だったに過ぎないし。19世紀以前は行動範囲が広い時代じゃなかったから、日本は軍事や経済の面で中国の影を意識する必要は無かったけれど、今の時代日本と中国との距離では影響を受けるのは必至だろう。日本にしてもアジアの大国って意識が残っているけど、現実的には第二次大戦後にイギリスがヨーロッパの一国の地位に落ち着いたのように、アジアの一国としての地位に落ち着かざるを得ないんじゃないだろうか。
今回の一件から日本人の意識に対中強硬論が徐々に広がることが一番怖いと思う。現実的に戦ってはいけない相手なのに、強硬論を抑えきれずズルズルと対立が激しくなっていくことは避けなければいけない。日中戦争のときも国内の強硬論に押されて全面戦争に突き進んだ訳だし(少なくとも日中間が当時のような日本に比較優位の時代ではない)。太平洋戦争のような国内の強硬論に押されて勝ち目の無い戦いをせざるを得ない状況にならなければ良いけど。
これからは日本が今まで抱いてきた幻想を捨てて、自国の現状を認識して、それに見合った戦略が必要なんだろう。アメリカだって易々と今の地位を明け渡すと思えないし、衝突を絶対に避けつつ上手いことアメリカや周辺国を巻き込んで、中国の膨張を押さえ込んでいかざる得ないだろう。今後アメリカと中国の覇権争いとなってゆくだろうけど、少なくとも今後も中国の力は大きくなるだろうし、過去の経緯から日本は厳しい状況に置かれ、直近に中国という強大国に直面して難しい舵取りることになりそう。

うらしま

最近いい感じで仕事がトラぶってます(笑)。それはさておき、彼是一週間くらい前に三十路研修で東京に行ってました。で、久しぶりに東京行ったんで、研修終わった後に同期の某Hくんと大学近くの坦々麺屋に行ってきました。ご存知の方はわかると思いますが、この時期なんで迷い無く「冷やし坦々」をチョイス。ちょっぴり酢を入れるとマイルドになっていい感じ。懐かしい味でやっぱうめぇ。昔は味にばらつきあって、たまに外れなときがあったけど、同期の食ってた坦々麺も結構いい感じ。昔よりちょっと値段上がった分、外れが無くなったのか…。
飯食った後にお茶でもってことで、スタバへ行くことに。そもそもスタバなんかあったっけと思いつつ、同期に連れられて、駅前の某スーパーの隣を見ると、似つかわしくないちょっとオシャレな建物がっ。なんか高そうなレストランっぽいのまであるし。精養軒だったか…。スタバに入ってみると論文読んでる学生さん発見。ちょっとお茶って言ったら、昔は2食って感じだったけど、今はスタバですか。時代は変わったなぁ…浦島太郎的な感じですわ。
で、タバコを吸いに外に出て奥に入っていくと、何か昔に見たような風景が。ちょっと立ち止まって周りを見回して「これ学内じゃね?」ってことに気づいた。道路越える橋みたいなのあるし、奥行くと下り坂だし。そういやぁスーパーの隣って昔プレハブのコンピュータ室あったもんなぁなんて思い出したり。てことは、スタバのあるあのちょっとオシャレな建物って学内か!あの学校に似つかわしくない(笑)。やっぱ時代はかわったなぁ…ほんと浦島太郎的な感じですよ。
そんな感じで色々発見しつつスタバで、某Hくんとお互い相変わらずなゆるーい感じでダベってました。最近トラブル続きで凹み気味だったけど、ちょっと生き返った↑。

今欲しいもの

いつもALBAのメカニカル時計使ってるんだけど、時間狂いやすいから仕事用にはイマイチ。なんで電波時計を仕事用に買おうかと。で、せっかく買うなら仕事の役に立ちそうなやつ無いかって、ネットで調べてみたら面白そうな時計発見!CASIOのProTrekって登山とかやる人向けの時計。電波時計だし気圧とか温度も測れるみたい。やっぱ理系な仕事だから色々関ってくるし…。これで湿度も測れたら申し分ないんだけど。買っちゃおうかなぁ。

ライブ

souliveってJazzFunkのバンドをここ半年くらい前から聞き始めたんだけど、結構ツボにはまってます。車や家でかなりの確率で聞いてます。まぁJazzやってる某イケメン先輩からは「そういうのは好かん!」とバッサリ切られてしまいましたが…。
たまたま先月に来日ライブがあるって知って、早速予約。で、昨日六本木へsouliveのライブに行ってきました。結構小さな会場でライブハウスって感じのところで、バーカウンターもあってお酒飲みながらライブが聞けるんで、ハイボールを片手にライブ聞いてました。
キーボードのアンプが調子悪いのと低音が効き過ぎてるのを除けば、ライブはめっちゃノリノリで最高!!何年かぶりにテンション上がった!ライブにはまりそう…次はquasimode行きてぇ。

どうなることやら

制度的に問題点ありまくりな子供手当て。今日のヤフーニュースの記事で554人分の申請をした人がいたそうな。

子供手当て554人分申請」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100424-00000007-mai-pol

13000円×12ヶ月×554人=8642万円

そもそも制度的に親が日本に住んでいれば外国にいる子供分も与えられるって、システムが極めて危険なことが明らかになってきてる。養子縁組してその分子供を増やせば、その分だけ手当てがもらえてしまうって…。何人まで認めると明文化されている訳ではなさそうだし、裁判になってしまったら行政が負けるんじゃないか。今回の事例は極端にしても、数人単位では普通に受理されてるんじゃないだろうか。なんらかの証明書をつけることになるんだろうけど、仮に偽造やそもそもそういう書類が正式に存在しない可能性もある国からの証明書を付けて出されたとしても、受理する日本側が正しい証明書かどうかそもそもわからないんだし。そもそも海外では日本の行政の管理下じゃないから、本当に養子縁組してるか、書類が正しいものなのかさえ判らない。申請数も膨大だろうから、出身国と違う国の子供とか人数多いってわけじゃなかったら、いちいち相手国に問い合わせることもしないだろうし(そもそも問い合わせ自体してないかもね)、断われる理由もないから一応の書面が揃ってたら受理されるんだろう。適当にそれっぽい文書を書いて、5人子供がいますって出しとけば、それだけで毎月5万円は入ってくることになるのか(海外は日本より子供の数多いからねぇ。別に疑わないだろうし。)。
こういう制度って一度認められちゃうと、廃止するのは難しいし。途中から外国に住んでる子供は外しますって基準変えたら、絶対反発でるだろうし。いいこと一つもない。ざっくり計算してみると、日本に住む外国人200万人のうち1%が制度悪用して5人申請したとすると、
200万人×1%×5人×1.3万円×12ヶ月=15600000000
自分で計算してみてもびっくりだけど156億円…。来年からは、312億円…。つくづく悪用されないことを願う。どれくらいの人数を申請してるかわかんないけど、申請人数状況を把握しないとえらいことになる。それもこの制度がつづくかぎり毎年続いてゆくわけだし。事業仕分けなんかやってる場合じゃないと思うんだが。こんなシステムでOKってどこの首相、どこの政党が出したんだっ(怒)。
少子化が進んでる日本で子育ての負担を軽減し、出生数を増やしてゆきたいっていう目的があるんだろうけど(趣旨としては必要な制度だろう。)。wikiで見たけど総額初年度2兆5000億で来年から4兆5000億円かかる。歳出92兆円で歳入40兆円ない状況で…。支給対象を絞らなくて本当に大丈夫なんだろうか。結局つけを払わされるのは、うちら一般人なのにさ。デフォルトにでもなったら、悲惨なことになるのに。まあお金持ちな方は事前に情報を得て海外に資産逃がすとかリスクヘッジするんだろうけどさっ(怒)。