東京モータショウと春の雪


2005110208ea8fe2.JPG 今日は東京モーターショウを某友人に誘われ見に行ってきた。初めてモーターショウにいったのだが、平日なのに凄い人だった。出品してるのは有名どころの自動車メーカだけだと思いきや二輪メーカや部品メーカやフェラーリとかアストンマーチンとかベントレーとかマイナーな高級車メーカも出品していて恐らく乗る事は無さそうな車たちを間近に見ることが出来た。そういえばマイバッハロールスロイスも置いてあった。個人的には一番印象的だったのはBMWの艶消し塗装をした車が出品されていて、今まで艶消し塗装の車がなぜ出てこなかったか不思議だが、いい味出してた。実は部品メーカの展示の方が技術内容について詳しく説明しているとこが多かったので逆に面白かった。旧車の展示もやっていたので見に行ったら、いすゞ117クーペが置いてあった。だけど後期型の117なので自分的にはあんまし好みではない。117はヘッドライトが丸い初期型がやっぱりいいなぁ。あと今日は出品されてなかったけどTOYOTA2000GTもいいなぇ。お金がいっぱい稼げるような身分になれば乗ってみたいよ…。
 友人と別れてモーターショウを3時ごろに見終わり3時半から幕張の映画館で「春の雪」という作品を見た。三島由紀夫の「豊饒の海」全四部の第一部「春の雪」を映画化したものである。普段あまり映画を見に行く人ではないのだが、三島の作品は結構好きでなかでも「豊饒の海」は読んだ中で一番好きな作品だったので見に行くことにした。感想としてはいまいちな感じが否めなかった。決して映画の質が低いとは思えないのだが、全四部で互いに関連している部分がいたるところにある作品で四部でひとつの作品だと思うのだが、それを第一部だけで一冊500ページ近い作品を2時間半のはちょっと無理があるように思えた。原作を読んでいなければ映画だけでは理解しにくい部分が多すぎるように感じるし、原作をダイジェストにしている感じで清顕と聡子の恋ほかにも輪廻転生を見る第四部まで続く本多の存在が重要なのだがその点についてはあまり描かれていないのが残念だった。第一部だけでなく全四部を24時間ぐらいかけた作品で仕上げれば「豊饒の海」の表現しきれたと思うが、2時間半の作品なら無理せずに昔映画化されたような気がするけど「潮騒」を映画化したほうがよかったんじゃないかと思う。

今日の買い物:交通費1700円+電池400円+飯1700円+モーターショウ1400円+映画1400円なり。