寝台特急

 今日は遊びに出かけててその帰り道の電車から追い越してゆく寝台特急を見かけた。さくらやあさかぜなど寝台特急は年々姿を消している。それはある意味当然なのかもしれない。僕が小さかった20年ほど前はまだ寝台特急は何本も走っていた。その頃はまだ高速道路網が今ほど発達してなかったので夜行バスは相手にならなかった。また飛行機も今のような割引があまり無かったし、新幹線も主力が0系だった。それから20年たって中距離はバスや新幹線に、長距離は新幹線や飛行機に取って代わられ寝台特急の優位性がなくなってしまい、その頃から変わらない運賃体系や車内設備のままそれにやたらと停車駅が多いのではお客は乗る気にならないだろう。
 このまま何も変わらなければ寝台特急は消えてなくなるだろう。生き残りの方法が無いわけではないと思う。それは車内宿泊をしながら移動できるというメリットである。また電車なので主要な駅は街の中心部にありアクセスが良い。新幹線や飛行機は夜間運行しないので、東京を午後9時名古屋12時くらいに出て博多あたりに午前6時から8時に着くようにすればそれなりの需要はあるのではないかと思う。そのためには在来線を150キロくらいで走る必要になるが、鉄道に詳しくないのでよくわからないが仮に停車駅をのぞみ並にしても厳しいだろう。現状の車両では車内の振動もかなり酷くぐっすり寝れるものではない。車内を改良し振動を抑える必要もあるし、シャワー設備も無いようでは今時乗る気にならない。これらの課題をクリアすればそれなりに需要はありえると思うが、これにかかる費用を考えると寝台特急は滅びるしかないのかもしれない。

今日の買い物:遊び4100円+交通費900円+銭湯400円+飯300円なり